ブログ【どりストレージ:マニアクス】を始めてから、少しずつ見えてきた自分なりのスタンスがあります。
誰かのためになることを書きたい。たくさんの人に読んで欲しい。
でも、私は私が好きなことしか書けない。何より、書くことが好きで始めたブログでしんどい気持ちになりたくない。収益化やアクセス数に揺れつつも、マイペースに続けたい…。
この記事では、そんな私のブログ運営への想いとスタンスについて、正直に書いてみました。
私にとって、ブログは「好き」を発信する場所
私がブログを始めたのは、「書くことが好き」だからです。
昔から文章を書くのが好きで、学生の頃は個人サイトで日記を毎日更新していたし、大人になってからもnoteやSNSで、なんとなく思いを綴っていました。
noteには毎週更新をしている時期もありましたが、フォントや文字の装飾、写真やリンクの配置など、自分の見せたいカタチにこだわれません。
デザイン面を含め、もっと「自分の好き」を自分らしく発信できる場所が欲しくてこのブログを始めました。
ブログ名は「どりストレージ:マニアクス」。
管理人である私、“どり”が好きなものを詰め込んだ保管庫(ストレージ)という意味と、大好きなゲーム「真・女神転生Ⅲマニアクスクロニクルエディション」からとった、ちょっとした遊び心を込めています。
書くことが好き、でも伝えるって難しい
このブログは「好きなことを誰かに伝えたい」「この気持ちを共有したい」という思いから始めたもので、最初から収益化をゴールにしていたわけではありません。
私はもともと「書くこと」自体が好きでした。
頭の中を整理するためだったり、自分の気持ちを記録するためだったり…。
だから最初の頃は、自分が書きたいから書く、それだけで満足していたと思います。
ですが、ブログという形で発信していくなかで「あれ?これってちゃんと伝わってるのかな?」と疑問に感じるようになりました。
どれだけ気持ちを込めて書いても、読み手に伝わらなかったらもったいない!と思ったんです。
それから少しずつ「伝えるための工夫」を意識するようになりました。
読みやすい構成にする、結論を最初に書いてみる、見出しをつけて流れを整える等、そういう技術的なこともひとつひとつ学んでいきました。

今は、開設当初よりもブログ力が上がっていると思います!…多分。
ただ同時に「アクセス数やSEOを気にしすぎると、なんだか私らしさが薄れていくな…」という思いも芽生えていました。
「読まれるブログ」と「好きで書くブログ」のバランスで、悩むこともあります。
悩みながらも自分のスタンスに合うことだけを書くと決めて、無理に“ウケ狙い”には走らないようにしています。
好きで書いていることが、ちゃんと伝わる文章にできたら——それが私にとって、いちばん理想のかたちです。
感情が動いたとき、それを残したくなる
私はいつも、感情が動いた瞬間をきっかけに文章を書いています。
なにかに心を動かされたとき、その気持ちをどこかに残しておきたくなる。それが、書きたいという衝動につながっているんだと思います。
この雑記ブログには、ガジェットのレビューやゲームの話、推し活のことなど、いろんな話題が並んでいます。
そのすべてに共通しているのは「私の心が動いたもの」だということ。
あえてジャンルを絞っていないのは、「好き」のカタチがひとつじゃないから。
そのときどきで、自分がときめいたものや気づいたこと・考えたことを、素直に綴っていきたいと思っています。
最近、改めて強く感じるようになったのが、人の気持ちが動く瞬間には必ず背景や理由があるということ。
たとえば仕事で、チームのみんなと「これからどうしていこうか」と話していたとき。みんなが真剣に考えているのに、出てくる意見はバラバラ。同じ方向を向いているはずなのに、なかなかゴールが見えてこないこともありました。
そんな場面で、「どうしてそう思ったんだろう?」「何を大事にしたいのかな?」と、一人ひとりの背景を想像するようになったんです。
そのとき、ふと「気持ちには必ず物語があるんだな」と感じました。
表に出てくる言葉や行動だけじゃなく、その奥には体験や価値観、タイミングや状況がある。
そういった背景に目を向けることで、感情の動きに深く共感できるようになった気がします。
そして私自身も、何かを感じたときには「どうして心が動いたのか」を、ちゃんと見つめるようになりました。それを記録として残しておきたくて、言葉にして書くようになったのだと思います。
だからこのブログでも、ただ出来事を書くのではなく、そのとき自分が“何を感じたのか”をちゃんと添える。
そんなスタイルを、これからも大事にしていきたいです。
ブログ仲間を探して気づいた“温度差”
情報収集をしていく中で、検索で読まれる記事の書き方や収益化のテクニックなど、いわゆる「伸びるブログ」のノウハウをたくさん目にするようになりました。
中にはそれを活かして着実に成果を出している人もいて、すごいなあ…と素直に思う反面、どこかで「このやり方は、私にはちょっと合わないかも…」と感じることも増えていきました。
私が書きたいのは「接点のない知らない誰か」にとって役立つ完璧なまとめ記事ではなく、私と感性が近い人・好きなものが似ている人が共感してくれる記事や、同じことに挑戦しようとしている人の背中を押すような記事です。
たとえ検索に強くなくても、私の等身大の体験談や感情について「読んでよかった」と思ってくれる人がいるなら、それで十分。
ですが、そういうスタンスは“収益目的”や“成長志向”のブログ界隈ではちょっとマイナーなのかもしれません。
X(元Twitter)で「ブログ初心者」や「ブログ仲間募集」などのハッシュタグを検索したとき、目に入ってきたのは「収益化」「アクセス数アップ」「何ヶ月で何円稼いだ」といった、成果を目指す発信が多い印象でした。
もちろんそれはすごいことで、努力の結晶だと思うし、学べることもたくさんあります。
でも私は自分の感じたことや思いを軸に書いていきたいタイプ。「あれ、私って少数派?」と少し肩身が狭くなるような気持ちになったこともありました。それに「私はこのままでいいのかな?」なんて、なんとなく焦りも感じたりして…。



羨ましい気持ちもあれば、「私の方向性って間違ってる?」とぐるぐる考えることも…。
けれど、よくよく見ていると、私と似たようなスタンスでブログを続けている人もちゃんといることに気づきました。
そういう人はあまり積極的にフォローしたり、頻繁にポストしたりしていないだけで、ちゃんと「好きだから書いている」人たちが存在していたんです。
フォロワーの数や収益の数字だけじゃなくて、「書くことが好き」「思いを届けたい」という、シンプルな気持ちで続けている人たち。
私もそんなふうに、好きなことを好きな形で書いて、誰かとつながっていけたら嬉しいです。
何者でもない私が、言葉を紡ぐということ
正直に言うと、私はずっと「何者か」になりたかったんです。
子どもの頃の夢は“作家になる”ことでした。いつか本を出せたらいいな…なんて、今でも心のどこかで思っていたりします。



自費出版は同人活動で経験済みですが…出版社から自分の名前で本を出すのが夢です。
でも、現実の私は“ただの私”。
有名でもないし、目立った実績があるわけでもない。SNSでバズったこともないし、アクセス数だって小さなものです。
それでもブログを書き続けているのは、自分の言葉が、どこかの誰かに何かを届けられるかもしれないと信じているから。
特別じゃなくても、誰かの気持ちにそっと寄り添える文章を書けたなら、それだけで意味があると思えるんです。
もしこの言葉たちが誰かの心に届いて、「共感した」「元気が出た」と感じてもらえたなら。
そして、もし文章でお金をもらえたなら、それは「言葉に価値を感じてもらえた」というサインなのかもしれない。その実感がきっと私の原動力になる。
私は何者でもないけれど、それでも私の中にある言葉を紡ぎ続けていきたいと思っています。
まとめ:私のペースで、私の言葉で
ブログを続けていると、ときどき周りがまぶしく見えることがあります。
更新頻度が高い人、すごい成果を出している人、どんどんフォロワーが増えている人…。
そんな姿を目にして、焦ったり、自分の足りなさに落ち込んだりする日もあります。
それでも、私が書きたいことを書くというスタンスだけは、ずっと大事にしていたい。
たとえゆるやかでも、遅くても、寄り道をしても。自分のペースで、自分の好きなことを、自分の言葉で綴っていく。
このブログは、何者でもない私が“私であること”をまっすぐ肯定できる場所です。
そしてそんな私の言葉が、ほんの少しでも誰かの心に届いたり、背中をそっと押したりできたなら…
それがきっと、私にとってのゴールなんだと思います。



結局、好きで書いているのがいちばん強くて楽しいのだ!
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